わかりやすい経理実務のレッスンの3回目です。
前回は「決算書を作成する会計業務」についてのお話しましたので、今回は「経理」の3大業務の残り2つの「税務申告に関する業務」「財務・経営管理に関する業務」について取り上げてみたいと思います。
まずは「税務申告に関する業務」についてです。
決算書をもとに、法人税の申告書の作成をおこないます。法人税は、利益に対して税率をかけることで算出されます。しかし、決算書で算出された利益にそのまま税率をかけるのではありません。
公平の見地から利益にさまざまな調整を施した課税所得という金額に税率をかけて算出することになります。
たとえば、交際費については、企業会計上、事実に関するものであれば費用となります。しかし、法人税の計算上は、税額確保の見地から、資本金の額により一定の金額を超えた分に関しては、費用として認められません。
また、法人税の申告のほかに、消費税に関する業務も重要かつ複雑になってきていますので、正しく理解して、申告漏れや税金の納め過ぎがないようにしてください。
最後は「財務・経営管理に関する業務」についてです。
経営者や経営幹部が意思決定を行い、または経営活動の業績を評価するのに必要な情報を提供するための会計を経営会計(管理会計)といいます。
経営会計をしっかりと行い、経営者が求めている財務・経営管理資料を提出することは、経理の重要な仕事の一つです。
たとえば、決算書や月次決算の分析から自社の強み弱みを分析したり、経営計画の作成を支援したりすることがあげられます。
以上で、「経理」についての重要な仕事についての概略の説明は終わります。
次回は、これまでに説明した経理の仕事を行う上で「経理に必要な知識」について取り上げてみたいと思います。
前回は「決算書を作成する会計業務」についてのお話しましたので、今回は「経理」の3大業務の残り2つの「税務申告に関する業務」「財務・経営管理に関する業務」について取り上げてみたいと思います。
まずは「税務申告に関する業務」についてです。
決算書をもとに、法人税の申告書の作成をおこないます。法人税は、利益に対して税率をかけることで算出されます。しかし、決算書で算出された利益にそのまま税率をかけるのではありません。
公平の見地から利益にさまざまな調整を施した課税所得という金額に税率をかけて算出することになります。
たとえば、交際費については、企業会計上、事実に関するものであれば費用となります。しかし、法人税の計算上は、税額確保の見地から、資本金の額により一定の金額を超えた分に関しては、費用として認められません。
また、法人税の申告のほかに、消費税に関する業務も重要かつ複雑になってきていますので、正しく理解して、申告漏れや税金の納め過ぎがないようにしてください。
最後は「財務・経営管理に関する業務」についてです。
経営者や経営幹部が意思決定を行い、または経営活動の業績を評価するのに必要な情報を提供するための会計を経営会計(管理会計)といいます。
経営会計をしっかりと行い、経営者が求めている財務・経営管理資料を提出することは、経理の重要な仕事の一つです。
たとえば、決算書や月次決算の分析から自社の強み弱みを分析したり、経営計画の作成を支援したりすることがあげられます。
以上で、「経理」についての重要な仕事についての概略の説明は終わります。
次回は、これまでに説明した経理の仕事を行う上で「経理に必要な知識」について取り上げてみたいと思います。