2009年05月13日

わかりやすい経理の実務レッスン (17)

わかりやすい経理実務のレッスンの17回目です。

今回は、「税務調査に対する心構え」について、説明したいと思います。


税務調査は、ある日突然、税務署担当者から事前に電話連絡があり、訪問日時を告げられます。

決算申告を顧問税理士にお願いしている場合には、顧問税理士のところに連絡が入ります。

しかし実際に税務署担当者が訪れるのは調査対象先の企業やお店になります。

税務調査の目的は、申告された決算書が正しいかどうか証拠書類の確認です。

架空取引・経費計上や間違った経理処理で税金が少なく申告されていないかどうかのチェックです。

ですから普段から正しい経理を行って、その記録に基づいて申告していれば何も問題はありません。

毎日の経理業務でしっかりとしておくことは以下のポイントです。

1.年度毎に、すべての書類をダンボール箱に保存しておくこと。

2.書損・訂正・修正は、「なぜ訂正したのか」説明を求められますので、破らないで大きく×(バツ)をつけて理由を書き添えておきます。

3.金庫、机の中等、常時整理整頓し、日常業務に誤りのないようにします。

税務調査というと、つい構えてしまいますが、1日ないし2日で3年分くらいの資料を確認しますので細部まではチェックされません。

ただし、数字にあやしい部分があると徹底的に過去の書類をチェックされます。

経理の手続きや処理の仕方は、年々改正になる部分がありますので、改正前の知識で経理処理をしていた場合に否認されるケースがあります。

税務調査が入ることになって慌てて税理士に依頼しても、決算を過ぎた過去の取引を書きなおすことはできませんので、税務に自信がない場合は早めに税理士に相談されることをお勧めします。


次回は、「経営計画」について取り上げたいと思います。
posted by 水原会計事務所 at 11:11 | Comment(11) | 経理入門
この記事へのコメント
16ad11v 、走行中の軽乗用車が別の乗用車に追突され、後部座席にいた美田愛
Posted by iphone5 ケース 防水 at 2013年01月16日 18:30
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