2009年04月10日

わかりやすい経理の実務レッスン (7)

わかりやすい経理実務のレッスンの7回目です。

今回は、「具体的な決算書のつくりかた 決算時の業務」について説明します。

復習のために決算書作成のための手順をフローチャートで見てみましょう。

torebo3.gif



上のフローチャートのうち今回は後半部分、「決済時の業務」について説明します。

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取引というのは、脈絡もなく発生しますので、仕訳により記録されたものは、勘定科目ごとになとめていかないと、決算書が作成できません。

そこで、勘定科目ごとにまとめた帳面(これを総勘定元帳といいます)を作り、そこに仕訳を転記します。

ここまでの作業で、すべての仕訳は、総勘定元帳に勘定科目ごとに整理されています。

k_f_04.gif

今度は1年間を経過した時点で、それぞれ勘定科目ごとの合計を算出し、一覧表を作ります。この一覧表を「試算表」といいます。

決算書の基礎資料がここでできあがりです。

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上記までの作業でつくられた試算表から、決算整理仕訳と呼ばれる作業を行います。

そこから、資産・負債・純資産の科目を取り出して貸借対照表を作成し、収益・費用を取り出して損益計算書を作成すれば、決算書の完成です。

日々の取引を会計ソフトに正しく入力しておくことは、経理初心者の方でもコツをつかめば簡単にできます。正しくデータを入力しておくと、「決算書作成ボタン」をワンクリックで決算書が表示されますが、決算整理仕訳の作業が抜けていると、正しい決算書にならないので要注意です。決算整理仕訳ができるようになるまでは、税理士などの専門家にチェックを依頼されることをお勧めします。


さてここまでの連載でおおきな経理の流れの説明は終わりです。

次回からは、より深く「損益計算書」「貸借対照表」について具体的な内容について取り上げたいと思います。




posted by 水原会計事務所 at 09:40 | Comment(11) | 経理入門
この記事へのコメント
adadgae を替えて襲撃したとみて、詳しい経緯
Posted by グッチ キーケース at 2013年01月21日 14:45
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